校長  堀之内育子

 清水西高等学校は、明治44年「組合立巴実科高等女学校」として創設され、昭和13年に「静岡県立清水高等女学校」の名称で、現在の地に移転しました。戦後、昭和24年から「静岡県立清水西高等学校」となり、永年にわたり地域の女子教育の発展に寄与してきました。昭和41年に開設された「衛生看護科」では、閉科までの38年間に1394人の卒業生を輩出し、地域医療を支える優秀な人材として貢献しています。閉科の翌年、平成17年から男女共学となり現在に至っております。

 今年度、創立113年目を迎える清水地区で最も古い歴史と伝統を誇る学校です。多くの先輩方のたゆまぬ努力により、文武両道の良き校風を築き上げてきました。これまでに本校を巣立った卒業生は2万5千人を超え、産業や教育、芸術、スポーツなど様々な分野で活躍しております。

 本校は、スクールミッションを『校訓「清く けだかく 美しく」の理念のもと、自立心と社会性を身に付け、高い志を持って行動する、地域の未来を創生する心豊かなグローカルリーダーの育成を目指す』としています。

 人生における貴重な3年間は、自己探求をしたり、自己と社会との関係を把握したり、自分の在り方、生き方を考える大切な時間です。予測できない未来を生きるために、変化する社会に柔軟に対応して学び続ける主体性と、困難な問題を協働して解決するためのリーダーシップやチームワーク、思いやりといった豊かな人間性を身に付けるよう充実した教育活動に取り組んでまいります。

 清水西高校での授業や学校行事、生徒会活動、部活動等に、いきいきと目を輝かせて直向きに取り組む生徒の姿を学校ホームページに随時掲載してまいります。

 ご覧いただいている皆さまを始め、保護者や同窓会、後援会等関係者の皆さま方の本校教育活動への御理解・御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。